Grape & Grain

前回記事のステーキハウスPorterhouseからほど近いところにあるこのバーは、日本では滅多にお目にかかれないW IPAなるものを置いている。 

そもそもIPAとは、インディアペールエールの略称で……とは、ビール女子。 今時はなんでも擬人化するんだなあと感慨にふける。 以下上記サイト文。

IPA と書いてアイピーエーと読む。インディアペールエールの略称で、18C末、インドがイギリスの植民地だったころに、インドに滞在するイギリス人にペールエールを送るために造られた。海上輸送中に傷まないよう、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したため、香りと苦みが非常に強い。

W IPAはその、ダブル。 何がダブルなんだか全然知ったこっちゃないが、ホップの量だろうか、アルコール度数だろうか。 熟成されているため、アルコール度数も通常のビールより高いと友人は言っていた。

 

Grape & Grain

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Grape & Grain is a small, neighborhood craft beer and small production wine bar. We have 8 drafts that rotate every keg, 25-30 wines by the glass, 80+ bottles of beer, and light cheese plates. We break the pretension of a wine bar and focus to create a fun and casual atmosphere for everyone to relax and enjoy. We are serious and passionate about our product, but try and not take things too seriously (as well as ourselves). 

Grape & Grainは、小さな、地元のクラフトビアと、ちょっとばかしのワインを製造するバーです。 8つの樽入りドラフトビールをローテーションし、25〜30のワインはグラスでサーブ、80を超えるボトルビール、そして軽いチーズプレートをご用意。 よくあるワインバーの気取った感じを取っ払って、誰にとってもリラックスして楽しめるカジュアルな雰囲気になるようにしています。 商品には真剣で、かつ情熱を持って向き合っていますが、まずは真面目になりすぎないくらいに試してみてください(私たちがそうであるようにね)。

※誤訳のご指摘承ります 

 

Grape & Grain - home

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カウンター

カウンターで注文を済ませると、すぐ横のテーブル席に案内された。 開け放しの店内は何人かの客で賑わっていたものの、解放的でざわざわしてうるさいというような印象はまるでなかった。 早速、上司おすすめのW IPAを頼んでみる。

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これこれ

ステーキで腹は張っているものの、アルコール……しかもW IPAとなれば別腹だ。 注文と同時に胃は準備を始める。 しかしワインで酔っ払ってその上アルコール度数の強いビールなど飲んで無事に帰宅できるのだろうか。 ウズベキスタンでの失態が頭をよぎるも、酔っ払っているのでそんな考えは雲散霧消。 最高である。

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苦味と濃さがうまい

サーブされた W IPAは確かに普通のIPAよりも苦味が強かったが、同時に香りも倍強く、ところどころにまろやかさも感じられる。 控えめに言ってめちゃくちゃうまい。 普段は最初の1杯めしかビールを飲まず、赤ワインか、弱いくせにリキュールをちびちび飲むのだが、これなら1杯めと言わず2杯めも3杯めも飲みたい。 リキュールやワインを飲むような感覚で飲めるビールと太鼓判を押したい。 本当に美味しい。 なぜ日本にはないんだ。


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店内には懐かしのゲーム的なものがある


私の稚拙な文章では、W IPAの良さは100%伝えきれなかったことと思う。 百聞は一見に如かず、とにかく近くに寄ったらW IPAを飲むこと。 それに限る。

あと日本で売っているところがあれば教えてください。